あとからわかること

atokara


これは2008年5月に制作した自費出版の詩集です。

ここ10年ほどはずっと足田君と詩画集を作ってきましたが
ちょっくらソロ活動でもしてみるか、と一人で詩集を作りました。

50ページの文庫本。
たったの50ページだというのに、
間を持たせたり重くならないようにするのにとても苦労しました。

私の詩、暗いですから。

今までは足田君の絵が空間もムードもいい感じに保っていてくれていたんですね。



詩を書く時と詩集を編集する時では違う頭を使ってものを考えています。
昨日から頭の話ばっかり…。

あ、詩は心で書いて、編集は脳で行っている、とでもしておきましょうか。


編集をする時は字体や余白、詩の並びに総ページ数、予算から完成した作品の用途まで、
全てが繋がってデザインされていきます。

デザインなどといっても私の場合そんな知識はなく、
ただ余計なものを排除していくというだけのものですが。


この「あとからわかること」でメロウ君がいないかわりに工夫したことは
「英単語を入れる」です。

私は今まで頑なにアルファベットを詩に入れることを拒んできましたが、
それは別に英語が嫌いなわけではなく、その必要がなかったからでした。

時々カタカナで外来語が出てくることがあっても
日本語の文法の中にチョロチョロと顔を出す程度。

「サンキュー」とか「ハロー」とか「アミーゴ」とか。

声を伸ばしたい気分の時に出るのかな??単純ですな…。


挿絵の代わりに英文が入るというのもまた私がまったく英語に
慣れていない感じが出ていると思います。



ところがこの「あとからわかること」の中では


“the more personal the statement is, the more universal it is”

(主張が個人的であればあるほど、それは普遍的である)



なんて誰かの言葉をどこかのページに隠したりして。


すごい進歩。

もしかしたら進歩じゃなくて後退かな?
私は最近自分がとてもつまらない人間になってきているような気がしていますが
それもまあしょうがないかと受け止めています。
出来る努力はしますがね。




この本は京都の恵文社(書店)やガケ書房、shin-bi(書店)、グラジオラス(雑貨店)、
ZANPANO(カフェ)、茂庵(カフェ)、かもがわカフェで販売されています。

この詩集の製作費はいくらやったかなー。
500部刷って13~14万、てとこでしたかな。

カバーはカラーでシンプルな帯も付けてもらいました。
中は文字のみのモノクロ。



印刷屋さんの営業の方は何に関しても「出来ます」と言い、
実際に印刷をする方は何に関しても「出来ない」と言います。

時にバトることもありますが、結局は一生懸命ものを作っているから
それぞれの言い分があるわけで、最後はやり切った感がちゃんと残ります。

喧嘩(というか主張のし合い)が出来ない印刷屋さんでは本は作りません。





プロフィール

トヨエス

Author:トヨエス
豊原エスと申します。
京都市左京区にてのんびり生息中。
http://toyoesu.main.jp/

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